もっと素敵な明日のために

今日の私ができること。

おはようございます。

「イーハトーヴのくすり箱」

管理人ネリです。

 

前回の記事、

お母さん必読!学力・知力よりも大切な、生きる力の育て方(前編)でも

書きましたが、

これから社会の荒波にのまれても

したたかに、しなやかに

乗り越えて生きていくために

 

レジリエンス(立ち直り)力!!

 

↑これが!

これからの子どもたちに

必要なことが

ご理解頂けたでしょうか?

 

本日は前編に引き続き

子どもを育てるときに

親が知っておくと役に立つ

「生きる力の育て方」について

お話ししていきたいと思います。

 

前編はこちら↓↓

お母さん必読!学力・知力よりも大切な、生きる力の育て方(前編)

 

もくじ

  1. 米心理学会オススメの子供のレジリエンスの10の鍛え方
  2. 没頭しよう!幼少期のフロー体験が大人になって活きてくる
  3. 魚をあげるより、魚の釣り方を教えること…生きる力の育て方

 

3.米心理学会オススメの子供のレジリエンスの鍛え方

子供のレジリエンスは

親の関わりの中で育むことができます。

ここではアメリカ心理学会

APAセンターが提案している

レジリエンス強化の10のコツ

(The Road to Resilience)

を紹介したいと思います。

  1. 家族や友達との絆を深め、良い関係を維持する
  2. 困難(危機やストレスになる出来事)を「耐えがたい(克服できない)問題」として見ることを避ける
  3. 変えられない状況を受け入れる
  4. 実現可能な目標を持つ
  5. きっぱりと行動する
  6. 自己発見のチャンスを探す
  7. 自分を肯定的に捉える
  8. 長期的な展望を持つ
  9. 希望を持つ
  10. セルフケア(定期的運動やリラックスできる活動)

 

これらは大人にも言えることですが、

特に子どもの頃は

親や周りの人との関係性によって

その特質が大きく変わります。

1.の周りとの「絆」はもちろん

7.の「自己肯定感」

8.9.に関わる「楽観性」

この要素は家族との関わり方によって

大きく変わってくると

考えられます。

 

他のことでも言えることですが

まず親自身がそうであること

これが大切です。

 

親が毎日、

「面倒くさい…」

「ありえない…」

「うっとうしい…」

なんて愚痴を言いながら、

子どもに向かって

「人生を楽しもう!!」と言っても

効果はありません( ̄▽ ̄;)

 

人生を楽しんでほしければ、

親自身が人生を楽しみ、

その背中を見せること。

それが一番の教科書になります。

 

4.没頭しよう!幼少期のフロー体験が大人になって活きてくる

私のお気に入りの本の中に

天外伺朗(てんげしろう)さんの

「『生きる力』の強い子を育てる」

という本があります。

その中で「フロー」という

子育ての中で大切な考え方が

紹介されています。

フローとは、「夢中になって、我を忘れて、何かに取り組んでいる状態」をさす。(中略)子ども時代に、たっぷり「フロー」体験を積んだかどうかで、その人の一生は大きく変わる。

引用:「『生きる力』の強い子を育てる」天外伺朗

別の言い方をすれば

「ゾーンに入る」といった状態です。

この経験がたくさんあると、

人から言われるのではなく

自発的・積極的に行動し、

問題を自ら解決しようとする能力

鍛えられると言われています。

 

では、子どもに

「フロー」を体験させるには

どうしたら良いのでしょうか?

 

答えは

とことん遊ばせる!!

 

シンプルです。

そして意外と難しいです。

その教育が徹底的に行われている

サドベリースクール

この本の中で紹介されていましたが

とても興味深かったです。

機会があれば、

ぜひ一度お読みください。

 

小さいときに「フロー」体験を

たくさん経験した子どもは

内的動機付け

育まれます。

人に言われ、

人の目を気にして、

行動するのではなく、

自分の意思・考えで

選択し行動します。

大人になっても

自分軸で選択し行動できるので、

遊びを楽しむように

勉強や仕事に没頭できるのです。

 

逆に、子ども時代に

フロー体験が少ない人は、

大きくなって価値のある学びを受けても

それに深く関わっていくことができません。

「好奇心」の芽が育っていないからです。

 

何を学ぶか、より

どう学ぶか。

その姿勢を作っていくことが

子ども時代の大切な仕事だと考えられます。

 

5.魚をあげるより、魚の釣り方を教えること…生きる力の育て方

子育てのゴールは何でしょう?

20才になったとき?

社会人になったとき?

私の中の答えは

自立した大人になった時

です。

自分の足で社会に立ち、

自分の手で生きていくための

お金を稼ぐ。

そうして親はようやく

「あー、子育ても一段落」と

ホッとできるのでは無いでしょうか?

 

自分の経験上

まぁ、そのあとも

なにかと心配はあるかと思いますが( ̄▽ ̄;)

 

そのために、

肥料を与えすぎるのは

決して良い結果を生みません。

 

老子の言葉に

「授人以魚 不如授人以漁」

というものがあります。

 

魚を与えるのではなく

魚の釣り方を教えよ

 

今、教育の世界でよく使われている

意味深い言葉です。

 

子育てだけでなく

人を育てること全般に

言えることですね。

 

意外と

魚を与える方が簡単なんです。

すぐに済みますし。

でも、

本当にその子のことを思うのであれば

時間をかけて

魚の釣り方を教えてあげてください。

 

もちろん、

子育てに正解はありません。

私の書いていることも

あくまで「主観的な意見」の

ひとつです。

 

ただ、自分の経験上

間違いなく言えることは..

ただ一方的に与えられたものだけでは

人は幸せにはなれない

ということ。

そして、

子供の幸せな成長に必要なもの

それは「保育者の笑顔」

ということ。

 

まずは自分自身を大切にして

心からの笑顔で過ごせるよう

心がけてみてください。

子どもたちが

あんな大人になりたい!

と思えるように。

 

…なかなか大変ですけどね(笑)

 

↑今朝も洗濯したポケットから

クシャクシャになった折り紙と画用紙が出てきて

その紙くずの被害を被った他の全洗濯物を前に

朝から凍りついたネリです( ̄▽ ̄;)

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました!