にゃーゆるヴェーダ

もっと素敵な明日のために

今日の私が出来ること。

おはようございます。

「イーハトーヴのくすり箱」

管理人ネリです。

 

アーユルヴェーダと聞いて、

何をイメージしますか?

ハーブ・スパイス?

オイルマッサージ?

 

美と健康のイメージが

強いと思いますが、

アーユルヴェーダは

理論に基づいた伝統医学。

 

今回は、その中でも

大切な基礎となる

「ドーシャ」について

お話ししたいと思います。

 

にゃーゆるヴェーダ

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「ドーシャ」ってなぁに?

アーユルヴェーダでは

人間の身体、および

この世界の全てのものは

の五つ、すなわち

 

五大元素

(パンチャ・マハブータ)

からできていると

考えられています。

 

 

この考え方は、きっと

日本人にも馴染みやすいでしょう。

 

例えば、神社やお寺にある五輪塔

この五大元素を表すものとされています。

 

五輪塔

(下から地・水・火・風・空)

 

互いに影響しあい

その組み合わせが、

そのものが持つ

「性質・特質」

が決まります。

 

そして、この中の

2つの組み合わせで出来るのが

3つのドーシャ(トリ・ドーシャ)

 

ヴァータ:風と空

ピッタ:火と水

カパ:水と土

 

体質診断などで

このドーシャを調べ、

「私って軽快なヴァータ♪」なんて、

結構プラスに取られることも多いですが、

実はドーシャは「不純で乱すもの」

「自分自身を悪くし、他を悪くするもの」

だったりします。

 

体質診断では

「今、どのドーシャが乱れているか」

を見るのが大切なこととなります。

 

傾向の強いドーシャを判定し

それを鎮静化して、

ドーシャのバランスを取ることが、

アーユルヴェーダ的

健康へのアプローチです。

 

まずは、それぞれのドーシャの特徴を

見ていきましょう。

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風の性質「ヴァータ」

イメージとしては

動きの早い冷たい風

ものを動かすイメージで

動き・運動を司っています。

 

 お届けものでーす!! 

vata-express

 

性質は

軽い・動き・乾燥・精妙・冷たい・澄んだ・粗い

 

動きを示すような

呼吸、排泄、循環、分泌、調整、成長などの

生理機能に関わっています。

 

バランスがとれているときは、

軽快なフットワークで活動的ですが、

バランスを崩すと、

体の冷えや衝動性・不安感が

現れてきます。

 

ヴァータさん

ヴァータについてもっと知りたい人は、こちらのページを見てね

火の性質「ピッタ(Pitta)」

イメージとしては

ものを燃やし灰へと変換する火。

 

 Yes,we can!! 

pitta-chang

 

 

性質は

熱い・鋭い・液性・流れる・油性(軽度)・辛い

 

変換に関する

生理機能に関わっています。

例:胃腸での消化や代謝、燃焼(体温)、解毒など

 

バランスがとれているときは、

情熱的でエネルギッシュ、

目標に向かって

知性的・論理的にアプローチ

できますが、

バランスを崩すと、

炎症系の病気や批判・完璧主義傾向、

そして怒りっぽくなってしまいます。

 

ピッタちゃん

ピッタについてもっと知りたい人は、コチラをみてね

水の性質「カパ(カファ・Kapha)」

イメージとしては

土(素材)をくっつけていく水。

色々なものを結びつけていきます。

 

 こねくり、こねくり♪ 

こねこねカパりん

 

性質は

重い・冷たい・油性・粘性・安定・柔らかい・甘い

 

結合を示すような

生理機能に関わっています。

例:身体の構成維持、免疫、水分代謝、体力など

 

バランスがとれているときは、

穏やかで忍耐力があり、

安定した根気強さで

物事に取り組めますが、

バランスを崩すと、

怠惰・鈍感になったり、

物事に執着する傾向として

現れてきます。

 

カパりん

カパ(カファ)についてもっと知りたい人は、コチラをみてね

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まとめ:ドーシャはいつも動いてる~バランスを取るために

ドーシャには

持って産まれた先天的な体質

(ジャンマ・プラクリティ)

送ってきた生活で作られる

後天的な体質

(デハ・プラクリティ)

あります。

 

脈診だけで言い当てる

名医もいますが、

いつも揺れ動いているので

正確な判断・診断は難しいと

思われます。

(私の先生は

あてにしない方が良いと

言い切っていました。)

 

正確なことは分からなくても

大体の傾向や

季節・時間・行動によって

「あ、今、このドーシャが

乱れているかも」と

自分の体調に心を配ることは

とても大切です。

 

大事なのは、

偏りが見られたとき

中庸に戻す心がけ。

 

そう。

バランスが肝心

なのです。

 

ドーシャのバランス(文字有)

 

増えすぎたドーシャは

反対の質を加えることなどで

抑えることができます。

まずは、今、

どんな傾向・状態にあるか

自分の身体に

耳をすましてみませんか?

 

自分自身との対話から

健やかな生活は

始まります(*^^*)

 

本日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。