アルツハイマー認知症の初期サイン症状と発症メカニズム…老人斑・アミロイドβ対策は40代から!

もっと素敵な明日のために

今日の私ができること。

おはようございます。

「イーハトーヴのくすり箱」

管理人のネリです。

 

今日のテーマは「認知症」

団塊の世代が75才以上の

後期高齢者にドドンと突入する近未来…

避けては通れないのがこの問題。

 

人生100年時代を生きるであろう

アラフォー世代から考えたい

認知症予防のためのアプローチを

今日は一緒に考えてみたいと思います。

 

良ければ最後までお付き合いくださいね。

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1.アルツハイマー型認知症とは?

認知症とは

いったん正常に発達した知的機能が

持続的に低下し、複数の認知障害があるため

社会生活に支障が出るようになった状態。

 

ちなみに年をとって自然に生じる

いわゆる「物忘れ」は

できごとの一部を忘れる状態です。

 

「朝は何を食べましたか?」という

質問にたいして答えられなくても

「卵を使いましたか?」といった

ヒントで思い出すことが出来る状態。

 

でも認知症は体験全体を忘れる。

つまりさっきの例でいうと

「朝ごはんを食べたこと」自体を

忘れてしまう。

 

 

認知症の中で最も多いのが

アルツハイマー型認知症

全体の半分以上と言われています。

次が脳血管性認知症

そのほか「ものとられ妄想」が特徴的な

レビー小体型認知症があります。

 

高齢化社会へと進むにつれ

増えることが止められない認知症患者さん…、

2010年の段階で65才以上の13人に1人、

85才以上の4人に1人。

2020年には少なく見積もって

300万人に達すると言われています。

 

ちなみにアルツハイマーの由来となったは

この疾患の症例を1906年に発表した

ドイツの精神科医、

アロイス・アルツハイマー先生

(Alois Alzheimer)です。

 

先生もまさかこんな形で

自分の名前が後世に広まるとは

思いもしなかったことでしょうね(;^_^A

2.こんな言動は要注意!認知症初期のサイン

年齢を重ねるにつれて

必然的に物忘れは増えていきます。

 

脳の機能低下もありますが、

成長と共に広がった自分の世界の

すみずみまで覚えておくことは

現実的に無理があります。

 

今は特に情報量が多い時代ですしねー。

 

自分や両親、身近な人が

「もしかしたら認知症かしら?」と

思った時は、

次のような症状があるか

ちょっと確認してみて下さい。

  • 何度も同じことを繰り返す
  • 薬を飲み間違える
  • 失敗を認めず取り繕う
  • 小銭を払えず紙幣を出す
  • ものが無い!と訴える
  • 服装がちぐはぐ
  • 堂々と万引き

これらは認知症の初期症状と言われています。

 

「堂々と万引き」

これはもう犯罪ですが( ̄▽ ̄;)

 

「おとうさんってば

頑固になっちゃって…」

そんな家族の変化…実は

病気の前触れかもしれません。

 

認知症は早い段階での対応が大切です

早期対応の遅れから認知症の症状が悪化し、

行動・心理症状等が生じてから、

病院に来られる方もたくさん。。

 

在宅でなるべく穏やかな老後を過ごすため

認知症初期集中支援チーム設立など

最近では地域を含めた取り組みが

いろいろと行われています。

 

家族や本人の負担を

少しでも軽くするためにも、

認知症症状の兆候が見られたときは

早めの医療機関の受診をお勧めします。

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3.認知症の発症メカニズムは40代からカウントダウン!カギを握るのは老人斑主成分・アミロイドβ蛋白質

お年寄りの病気と考えられがちな

アルツハイマーをはじめとする認知症。

 

でも実は、恐ろしいことに

そのカウントダウンは身体の中で

発症の25年も前から

始まっているのです。

 

それが大脳皮質連合野に見られる

アミロイドβ蛋白などを

成分として出来る老人斑…。

 

若い頃は脳内に出来ても

すぐに排出されていた

アミロイドβ蛋白タウといった

認知症原因物質。

 

しかし、ある年齢から

溶け切らずゴミのように

たまっていきます。

 

それは働き盛りの40代から

多いとされています。

 

ひゅ~るり~~~♪

 

それが進行し、発症10年前には

大脳皮質連合野の神経原繊維が変化、

認知症の発症に直接関連するとされる

リン酸化タウが蓄積していきます。

 

さらに進行し、

発症5年くらい前から見られるのが

健忘性経度認知障害(aMCI)。

 

これは正常と認知症の境界の

物忘れ症状です。

 

そのまま放置していると

認知機能障害が進行し、

アルツハイマー型認知症を発症。

この頃から劇的に

生活管理能力が低下…。

 

認知機能障害が進行すると

最後の方には無言・無動や失禁、

嚥下困難などの症状が出てきて、

最終的には死を迎えます。

 

認知症が直接、死の原因になることは

事故などを除いてあまり無いけれど、

生活の質(QOL)は明らかに

低下してしまいます。

 

そして本人もですが

家族が本人と同等…あるいは

それ以上の大きな負担を

負うことになります。

 

昨今、増えている老老介護や

高齢者による超高齢者の親の介護…

その心労から悲しい結末を迎えた

事件を見聞きするたびに

悲しい気持ちになります。

まとめ

2035年…

3人に1人が65才以上という

超高齢化社会を迎える日本。

 

色んな医療上の問題を抱えて

迎えるこの時に備えて、

自分の健康を守るために

自分で出来ることは今から

始めていくのが大切だと思います。

 

豊かな高齢化社会を築くために

認知症カウントダウンが始まる

40代から気をつけたい

食事や生活習慣…。

 

そして、初期の症状が見られた時は

すみやかに対応するのが、

その後の人生の質(QOL)を

維持するためのカギとなります。

 

認知症は、長く健康に生きた証でもあります。

豊かな人生を豊かに締めくくるために

大切なことは、

自分の健康を人任せにせず

責任を持って生きることなのかもしれません。

 

もっと素敵な明日のために

今日のわたしができること…

結構色々とありそうです(*’ω’*)

 

次の記事では、その進行予防のための

対策法を探っていきたいと思います。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。