ナマステ~!ピッタちゃんでーす!
こんにちは、ヴァータです
カパりんもいるよ、やっほー♡
今日のテーマは「認知症予防」だってさ
認知症は時間軸で考えると老年期…つまりヴァータの時間に起きる病気だね
日本はこれからお年寄りがどんどん増えていくから、アルツハイマーを中心に「認知症」の問題はどんどん大きくなっていきそうねー。。
そういえば前の記事は読んだ?
うん、アミロイドβ蛋白(Aβ)などの原因物質によって認知症は起きると言われているんだよね。
認知症の人の脳にある「老人斑」には、コイツらがいっぱいいるらしい…おのれ、アーマめ!!
ということは、このアミロイドβ蛋白等を増やさなければ認知症は予防できる…ってことだよね♪
確かに…今ある認知症の薬は、認知症を治すものではなく進行を抑えるもの。
認知症になること自体を防ぐことが出来たら凄く良いよね
でも、防ぐことって出来るのかな?なかなか、あのアーマは手ごわいよ…?
うん、だからこそ働き盛りの40代からの行動が、なによりも大切な「薬」になるんだって。
へぇー!
今回紹介するのは、認知症進行予防のために若いうちから心がけたい3つの生活習慣!
おっと…これは気になるね!健やかで穏やかな老後は、みんなの願い…ってね!?
よーし!それじゃあ、いってみよう!!
もくじ
認知症進行予防のための生活習慣①運動
まず認知症予防に有効とされるのが
体を動かす「運動」。
運動をすると、ネプリライシンなど
アミロイドβ蛋白を分解する酵素が
活性化されるとされています。
また筋肉細胞から出る
イリシンというホルモンは
脳の細胞死を抑制する
脳由来神経栄養因子(BDNF)を増やし、
海馬の神経細胞を活性化し
神経伝達機能を向上させる…という
ステキな報告もあります(*’ω’*)
(2014.フィリップ(Phillip C)ほか)
(2011.カーク・エリクソン(Kirk Erickson)ほか)
運動は体内の酸化ストレスを減らし、
インスリン分解酵素を活性化させて、
タンパク質のリン酸化や蓄積を
防ぐ効果もあります。
ちなみに認知症の治療に関しても
薬だけではなく、適切な介護や
運動療法・記憶訓練といった
非薬物療法も取り入れることが
効果的とされています。
やっぱり運動って大切なんだね
体を動かすと、心も思考も、そして運も動くっていうからねー
そう!運動はとても大切。
そして、認知症に限らず
肥満は色んな病気のトリガー。。
BMIが25以上の高い人は要注意です。
認知症進行予防のための生活習慣②食事
次に気をつけたいのが「食事」。
You are what you eat
(あなたは、あなたの食べたもので出来ている)
そしてもちろん脳も身体の一部…
毎日口にする食べ物から作られています。
良い脳を作るには
毎日自分が選んでいる
食べ物を見直す必要があります。
「脳の糖尿病」とも言われる認知症は
食後の高血糖も大きな発症リスク。
食後の高血糖が続くことで
糖とタンパク質がくっつく
糖化現象(グライケーション)が発生。
糖化…最近は「酸化」と並んで、身体を「サビさせる」原因とされているよね
こうしてできた最終糖化産物(AGEs)…それが、ボクたちの敵・「アーマ(未消化物)」の変化体のひとつ!
おのれ、アーマ…ッ!駆逐すべし!!
そう、このアーマのひとつと考えられる
最終糖化産物(AGEs)が
脳の正常な蛋白質とくっついて
その機能や構造を変えてしまうことが、
アルツハイマーやパーキンソン病の原因の
一端であると考えられています。
…ということは、糖尿病を防ぐ食事はそのまま認知症進行を抑える食事でもあるのね♪
またアミロイドβ蛋白が
脳内で固まるのを防ぐのではないか…と
考えられているのがポリフェノール。
特に赤ワインのミリセチンや
緑茶のエピガロカテキン-Ga、
ウコンのクルクミンなどが
良いとされています。
意外にも緑茶のカテキンには、その予防効果はないらしいよ。
でもカテキンやソバのルチンには老化防止効果があるから、こちらも良いわね♡
ほかにも良質のオリーブ油をたくさん摂る
1960年代の南イタリアやギリシャの
食事をベースとした地中海式の食事は
認知症の進行を防ぎ健康寿命を延ばす
…と言われています。
優れたオメガ9脂肪酸に分類される
オレイン酸が多く含まれるオリーブ油。
必須脂肪酸ではないけれど、
コレステロールを低下させる働きもあり、
加熱しても酸化しにくいのが嬉しいところ。
やっぱり、もこみちさんは正しかった…!!
ただ日本人が丸っと真似することには
風土の問題などもあって
合わないんじゃないかなー(^_^;)
むしろ日本人には和食+乳製品が良い
という研究データもあります。
九州の疫学調査・久山町研究が有名なところです。
2004年のオランダの研究では
魚を多量に摂る人は取らない人に対して
発症リスクは0.4と
とても低い値が出ています。
野菜を多めに、肉より魚を多く摂る
昔ながらの日本食も、
塩分を控え、腹八分目に食べることで
認知症予防に効果的のようです。
認知症進行予防のための生活習慣③睡眠
そして、個人的に
最も大切だと思うのが「睡眠」!
睡眠中に流れる脳脊髄液には
脳内の不要な物質…そして
認知症原因物質・アミロイドβ蛋白を
回収・排出する働きがあります。
良質な睡眠‥そして脳脊髄液は
夜の掃除屋・プロスイーパーなのです!
睡眠は長ければよい
というものではありません。
大切なのは睡眠の質。
睡眠効率が悪い人は、最大で5倍以上も
初期のアルツハイマー型認知症になる
可能性が高いと言われています。
もともと高齢になるほど睡眠の質は低下し、
睡眠障害を起こす人が多くなります。
睡眠の質を上げるには
生活の質を上げることが不可欠です。
早寝早起き、腹八分目、お肉は控える…
どれもアーユルヴェーダでも大切にされていることだね
こういう生活習慣が躾として身についていると、その子は豊かな人生を送れそうね♪
そう、子育ての中で、モチロン勉強も大切だけれど
こんな基本的生活習慣を身につけることも
大切な「教育」であり、
その子の財産になると思うネリです。
おまけ:大切なのは人とのつながり
もうひとつ…
認知症の進行予防に良いのが
社会的な繋がりです。
むしろ社会的なつながりから
隔絶されることで、
認知症は進行するのではないか‥と
ネリは考えています。
ストックホルムで2000年に行われた
75才以上・1203名の人々を
3年間かけて追跡調査した結果、
認知症発症リスクは
- 独身・独居で1.9倍
- 子供なしで1.4倍
- 友人・親戚なしで1.6倍
と高くなる結果が出ています。
つまり社会的繋がりが十分な人に比べて、
乏しい人は認知症発症リスクが
約8倍と見ることができます。
逆に言うと社会的な接触があり
人とのつながりが多い人ほど
認知症のリスクが低い、とも言えます。
ポジティブ心理学でも
「人とのつながり」は
幸福度に影響を与える大きな因子。
たくさんの人との出会いや交流が、豊かな人生を築く上で、やっぱり大切なのね♪
まとめ
人生の質(QOL)に大きな影響を与える
加齢とともに生じる認知症症状。
その予防のカギは
働き盛りの30代・40代からの
生活習慣への心がけです。
ポイントは「食事」!
「運動」
そして「良い睡眠」…ね♪
つい忙しくて自分のことを
後回しにしてしまいがちですが、
自分や家族のためにも
大切にしたい日々の生活。
そして、色んな人とつながる中で
不安や寂しさを感じることなく
認知症なんてなってもいいやと
能天気でいるくらいの方が
認知症にはなりにくいようです。
「人生の本当の豊かさ」とは?
認知症予防を考えるとき見えてくるのは、
そんな人としての大切な問いと
答えなのかもしれません。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。