かぜはかぜ薬で治らない!?意外と知らないかぜの本当の姿

もっと素敵な明日のために

今日の私が出来ること。

おはようございます。

「イーハトーヴのくすり箱」

管理人ネリです。

 

立春も過ぎ、

暦の上では春になりましたが

まだまだ寒い日が続きますね~。

風邪などひかれてないですか?

「かぜは万病の素」

とも言いますが、

本当に

ひとことで風邪といっても

実は様々な原因と対処法が

あることをご存知でしたか?

 

今回は「かぜ」をテーマに

元気に冬を過ごし

暖かい春を迎えるための

お話をしていきたいと

思います。

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1.今さらながら「かぜ(風邪)」ってなぁに?

「かぜ」と聞くと、

まず皆さんは何を想像しますか?

熱、咳、鼻水‥その他

漠然とした体調不良まで、

その言葉が指す範囲は

驚くほど広いです。

 

Wikipediaによると「風邪」とは

ウイルスによる上気道感染症であり、

主な影響は鼻に現れる。

喉、副鼻腔、咽頭も影響を受ける可能性がある。

症状はたいてい感染後2日以内に発生する。

症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、

鼻閉、頭痛、発熱、嗄声などが現れる。

 

とあります。

かぜの定義自体は専門家の間でも

意見が分かれており、

境界は曖昧なところです。

 

ポイントは

そのほとんどが

ウイルスによる感染で、

ほぼ自然に治るもの

であることです。

2.かぜにかぜ薬は効果なし?かぜへの対策ポイント

上でも書いたように、

かぜはウイルスが原因となる

いろいろな炎症症状です。

その原因となるウイルスも様々で

また常に変異しているため

特効薬はありません。

 

体が原因となるウイルスの

免疫を獲得し、

ウイルスを撃退するのを

じっと待つ。

それが一番だと思います。

 

それじゃあ、

病院でもらうかぜ薬って?

 

かぜ薬は、あくまで

症状を和らげるための

対症療法です。

特に熱を下げる解熱剤

あまり簡単に使うのは

オススメできません。

 

体が熱を出しているのは

免疫を活性化して

ウイルスへの攻撃力を高めているため。

安易に下げると

かえって長引く危険があります。

 

あまりに高熱が続き、

体力の消耗が激しい場合を除き、

使用は控える方が良いと思います。

 

鼻水や咳がひどく

日常生活に支障がある時は、

(特に大事な試験や仕事の時!(・▽・;))

症状を抑え体力を温存するため

風邪薬を服用することもアリですが、

かぜそのものは治りません

 

かぜを引いたときは

暖かい部屋で安静にし

ゆっくりと休むことが

一番有効です。

 

かぜのひきはじめに葛根湯、と

よく言われるのは、

葛根湯に体を温める効能があり

免疫力が高まるため、などが

考えられます。

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3.かぜより怖い!?抗生物質の使いすぎによる薬剤耐性菌の問題

一部の風邪症状の中には

マイコプラズマ肺炎など

細菌が原因で発生するものがあります。

その際は、細菌を退治する

「抗生物質」が有効となります。

 

しかし、そのような特殊な場合を除き、

安易な抗生物質の利用は

腸内バランスを崩したり、

耐性菌が出来たり、といった

問題を起こします。

 

特に近年、

不必要な抗生物質の乱用によって

薬剤耐性菌が蔓延しており、

世界レベルでの対策が求められています。

 

必要な抗生物質は飲みきる。

不必要な抗生物質は飲まない。

 

このことが、今後さらに

強く支持されるようになると思われます。

 

と、タイムリーなことに

4月以降、かぜや下痢で受診した

3才未満の乳幼児に

抗生物質が不要と

医師が判断した場合、

病院や診療所側に

800円の報酬が支払われる

という仕組みを厚生労働省が設けた

というニュースが入ってきました。

やるじゃん、厚生省!!(*’ω’*)

 

逆にそれだけ薬剤耐性菌

火急で危険な問題ということでも

あるんですよねー( ̄ω ̄;)

 

未来の子どもたちのためにも

自分たちができることから

始めていきませんか?

4.かぜは万病のもと‥かぜ症状に隠れている怖い病気とは!

一方で、

かぜだと思って軽く見ていたら

その裏に重大な症状が隠れていた!

ということもあります。

 

例えば急性心筋炎

心臓を動かしている心筋に

ウイルスが感染して発症しますが、

その原因となる菌は

かぜと同じです。

なので最初は

喉の痛み、咳、発熱、倦怠感など

風邪の症状とほぼ同じです。

 

その他にも

  • 心不全:軽い咳と息苦しさ
  • 心筋梗塞:喉のあたりの痛み
  • 急性肝炎:長期間続くだるさと微熱
  • 腎盂腎炎:発熱

などなど。

 

胸の痛みを感じたり、

症状が長引いたり、

あれ?ちょっと違うな…と

感じたときは

迷わず受診することを

オススメします。

まとめ:かぜに負けずに元気で楽しい冬を過ごすために

かぜにかかったときには

とにかく

自分の免疫力を上げること

大切です。

では、どんなことが効果的かというと

  • 早寝早起き
  • バランスの採れた食事(とくにビタミンC)
  • 普段から運動をする

と、割りとシンプルに

基本的な生活を大切にする

これに限ります。

 

あとは首を守る・暖めるのも

オススメ。

これは中医学でいうところの

風邪(ふうじゃ)

首の後ろから入ってくると

言われていることにも通じます。

 

鼻うがいも

個人的にはオススメ。

人肌のお湯に塩を溶かし

鼻から吸って

口から出します。

 

鼻の奥には

鼻腔と呼ばれる広い空間があり

ここを清潔に保つことは

健康を維持するために

とても有効、と

最近特に言われるようになっています。

 

これは実はアーユルヴェーダの

ナスヤに通じるコトでもあるんですよね。

やっぱり凄いや、

アーユルヴェーダ!!(*>ω<*)ノシ

 

ちなみに栄養ドリンクは

ネリはオススメしません。

その理由はまた別の機会に(*^^*)

 

春の気配がするまで

まだ少し時間がかかりそうですが、

楽しく元気に

待っていたいものですね。

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました!