こんにちは。
イーハトーヴのくすり箱の管理人・ネリです。
今回は久しぶりに読書記録&感想紹介。
ご紹介するのは加藤紀子さんの
「子育てベスト100」(ダイヤモンド社)。
出典:Amazon
本屋さんで平積みにされているので、
手に取った方も多いかも…。
大抵の本は図書館で済ますネリが
久しぶりに手元に置きたい!と
購入したこの「子育てベスト100」!
読んだ人も、まだ読んでない人も、
一緒に見ていってもらえると嬉しいかも(*’ω’*)
それでは、参りましょう!
もくじ
加藤紀子著「子育てベスト100」を読んだきっかけ
ネリが子育てにおいてバイブルにしているのが
以前にもご紹介したポジティブ心理学、
松村亜里先生の
「世界に通用する子どもの育て方」。
膨大な科学的エビデンスをベースに
子育てにおいて大切な「在り方」を
示唆してくれる素敵な一冊です。
‥が。
分かっていても上手くいかないこともしばしば…。
分かっているだけに、上手く行かずに
イライラすることもしばしば…( ̄▽ ̄;)
そんな時、ダイヤモンド・オンラインで
良く目にして心惹かれたのが、
教育ライター・加藤紀子さんの
どんな子どもに育ってほしいかという「目的」に対して
こんな「習慣」を…と、逆引き辞典のように
分かりやすく読みやすく書かれています。
この「辞典」感が良かったんですよねー。
この「辞典」を手元に置きたい!
そんな気持ちから、
「子育てベスト100」を購入するに至りました。
「子育てベスト100」著者・加藤紀子(かとう・のりこ)プロフィール
加藤紀子さんは1973年京都市生まれ。
あとがきから見ると、
ご自身は三姉妹のご様子。
1996年東京大学経済学部卒業後、
国際電信電話(現KDDI)に入社。
法人営業、サービス企画等に携わった後、
2007年に夫の留学を機に
家族で渡米されています。
帰国後はフリーランスライターとして、
ビジネスや政治、教育のトップリーダーたちの
インタビューを数多く手掛けてこられた
加藤紀子さん。
個人的には聖路加国際病院名誉院長の
故・日野原重明先生へも
インタビューされていることに目が行きます。
そんな数々のインタビューで得た知見と、
自身の一男一女の子育て経験も活かし、
現在は
- 中学受験
- 子どものメンタル
- 子どもの英語教育
- 海外大学進学
- 国際バカロレア
といった教育分野を中心に
- 「プレジデントFamily」
- 「ReseMom(リセマム)」
- 「NewsPicks」
- 「ダイヤモンド・オンライン」
などの、さまざまなメディアで
執筆活動をされています。
どれも物凄い一流どころ!!
肩書きで判断するわけではないですが、
この実績は本の情報の信頼性を
大きくは担保してくれるものだと思います。
加藤紀子著「子育てベスト100」感想
「最先端の新常識」×「子どもに一番大事なこと」
表題にもあるように、この本は
加藤紀子さんが数々の取材などで
今まで得てきた貴重な情報や知識の中から
必要なモノを必要な時に取り出せる
逆引き辞典のような一冊だと私は感じました。
加藤紀子さん自身、目指したのは
「子育て版家庭の医学」だと仰っています。
(ReseMomインタビューより)
そのために、
「子どもがどんな行動をとることが重要か」、
そして子どもに無理なく行動を促すため
「親がまわりにいる大人は何をすればいいか」
(↑これがとても具体的!嬉しい!!)
が、ふんだんに盛り込まれています。
例えばP267「子ども・計画ボード」。
マグネットシートに「やること」を書き、
出来たら裏返す…そして裏には
「やったね!」「できた!」といった
言葉やマークを書いておくことで
達成感を更に上げる。
既に多くのパパママが実践し、
ネットで色々なボードが見られ、
出遅れた感がありますが…(;・∀・)
我が家でもやってみようと思いました。
こんな風に「今すぐおうちでできること」が
たくさんあって、読んだ時に
「ちょっと、やってみようかな」と
思えるのが嬉しいですね。
もちろん全部やる必要はなく、
目的に合わせて選択できるところも。
著者の加藤紀子さんも仰っていますが、
現代は情報過多時代です。
今の時代、子育てに関する情報は
求める・求めないに関わらず
たくさん入ってきます。
あれも良い、これも良い…では
頭も時間も家計もパンクしてしまいます。
怖いのは情報難民になって、
子育ての軸がぶれること…。
たくさんの情報を知っておくことも
大切だけれど、
軸となるものを決めておくことで、
親も子も楽になるのかもしれません。
私自身が今まで軸としてきたのが、
以前にも書いた松村亜里先生の
「ポジティブ心理学」をベースにした
ポジティブ・ペアレンティング。
そして、そのスキルがたくさん詰まった
「世界に通用する子どもの育て方」。
だけど、具体的なメソッドとして、
たくさんの事例が書かれている
加藤紀子さんの「子育てベスト100」は、
目標に向かって取るべき行動が具体的&明確で
「理論編」に対する「実践編」として
もう一つのバイブルになる予感。。
あと、大好きなポジティブ心理学のネタが
たくさん入っていたのも、個人的には
大きなポイントです(*’ω’*)
書かれていることはシンプルで読みやすく
イラストもあって分かりやすいんですが
…その背景にある選択されなかった分も含めた
情報量の豊富さを考えると‥
すごく価値のある一冊じゃないかしら?
いやぁ、本当に、こんなの欲しかった!
ありがとー!!という感じです。
まとめ
- 「子育てベスト100」(加藤紀子)は、「最先端の新常識」×「子どもに一番大事なこと」をベースに選別された珠玉&具体的な実践メソッド集
- 著者・加藤紀子さんはフリーランスライターとして様々な著名人へのインタビュー経験をお持ちで、今はプレジデントファミリーなどで執筆・ご活躍されている教育ライター
- その長年の取材や自身の一男一女の子育て経験を活かし、母親の目線も大切にされながら生まれた「子育てベスト100」(加藤紀子)
- 「子育てベスト100」(加藤紀子)「何を伸ばしたいか」「どこを直したいか」…そんな時に逆引きできる「子育て版・家庭の医学」
- まずはどれか・何かをやってみよう!
1ブック1アクション
- マグネットボードを作ってみる