ニューロロジカルレベル
ピッタちゃん

ナマステ~!ピッタちゃんでーす!

ヴァータさん

こんにちは、ヴァータです

カパりん

カパりんもいるよ、やっほー♡

ピッタちゃん

この前は人それぞれが、この世界に持って生まれた使命について、ダルマちゃんと一緒に見ていったけど覚えてる?

ヴァータさん

神さまからの計算ドリルってヤツだね。昔の夏休みの宿題のトラウマを思い出したよ…。

カパりん

もともとは「自然に、ありのままに」進むものなんだけどね…。

なかなか誘惑の多い今の世の中、見つけることも行うことも難しかったりするわよね~。

ピッタちゃん

うん、だけどね。

「自分の使命」を探して実践することって、実は自分の幸せや健康にとっても良いっていうことが、最近では科学的にも証明されているんだって!

ヴァータさん

やるね~、インド5000年の歴史!!

ピッタちゃん

今回は視点を変えて、アーユルヴェーダで言われている大切なダルマ…使命を進めることの現実的なメリットを、より科学的に調べてみたよ。

カパりん

今、注目されている「幸福学」や、遺伝子の寿命を決める「テロメア」にも影響を与える「ダルマ(dharma)」…知っておくと自分の命がもっと愛しく大切に思えそう!

楽しみね~♪

ダルマ-テロメア

 

1.エリクソンの発達心理学に見るダルマ(dharma)

ひとりひとり人それぞれが、

自分らしさを活かし

自分と周囲の幸せを拡大すると

されるダルマ。

 

人は大体30才くらいから

自らのダルマ(人生の使命)を求め

それを生きようとし始める…と

アーユルヴェーダではされています。

 

そして「自分自身」への理解を深め、

地位や名誉でなく、

良心に従った活動により、

周囲や世界と繋がっていくことが

できるのが40~50才

 

正しくダルマ(使命)が進むと

周りの声に振り回されることなく、

穏やかな心で自分の能力を活かした活動を

行うことができるようです。

 

…しあわせだなぁ~(*’ω’*)(加山雄三風)

ダルマ空

 

これと相関性を強く感じるのが

エリクソン博士の心理社会的発達理論

 

ここでは40~65才の壮年期において

次の世代に繋がる何かを育てる喜び

大切であり課題だとしています。

 

ピッタちゃん

おー!これってダルマ(使命)!?

 

そして課題を果たしながら

順調に年を重ねていくことができた時、

人は今までの人生を振り返って

良いこと悪いことすべて受け入れて

穏やかな老年期

迎えることができるとされます。

 

シニアライフ

 

人生の4つの目的の一つ

モークシャ(解脱)の境地は

こういう状態を指すのかもしれません。

 

カパりん

「解脱」っていうと、ちょっと堅苦しくて尻込みしちゃうけど、素敵な老後って考えると馴染みやすくて憧れるかも♪

ヴァータさん

穏やかなシニア・ライフは多くの人が望むことだしね。

まれに最期まで「スリル・ショック・サスペンス!」な人生もあるけれど…(^^;)

 

暴れ馬

Yvon Guignard@Pixabay

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2.ポジティブ心理学に見るダルマ(dharma)

ポジティブ心理学では

自分の強みを活かし、

人に貢献する活動を行うことで

自分自身の幸福度が高くなる…という

興味深いデータがあります。

 

自分の強みを活かした社会貢献等の

生き甲斐追求型(ユーダイモニア的幸せ)

美味しいものや欲しいものを追い求める

快楽追求型(ヘドニック的幸せ)では

前者の方が幸せが長持ちする

…という実験結果も!

 

詳しくはコチラの記事にて

 

現在、某タレントさんの不倫騒動で

世間は盛り上がっていますが、

あの件を見て思い出すのが

脳の困ったクセでもある「快楽順応」

 

 

たくさんのお金に美しい妻…

手に入れたものがいくら大きくても

段々とその喜びに脳は

慣れてきてしまうんですね。

 

快楽追求型の刹那的な喜びは

脳の報酬系脳内麻薬・ドパミンの罠にハマり、

もっともっとと、より大きな刺激を求めて

身の破滅を招いてしまうことが

多々あります。

 

一方、他者への思いやりからの行動は

自分自身に対する肯定感にも繋がり、

結果的に自分を守ることになります。

 

 

更に活動と共に、感謝の気持ちや、

喜びにひたる時間をたくさん持つことで

「持続する幸せ」を手に入れることが

出来ることができるとされています。

 

プルシャ様

情けは人のためならず…じゃ

ヴァータさん

瞬間的な幸せじゃなく、長く続く幸せのためにも、自分のダルマを行うことが大切なんだね

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3.ダルマ(dharum)とNLPのニューロ・ロジカル・レベル

人生は有限です。

誰もに平等に与えられた1日24時間、

より有意義に使うにはどうすれば良いか?

 

そのヒントになりそうなのが

社員のモチベーションや

意識変容に効果的と

組織マネジメントの現場などでも

取り入れられている

「ニューロロジカル・レベル」

 

ニューロロジカルレベル

 

NLPの第一人者である

ロバート・デュルツ氏が提唱した

自分自身の存在意義を

見直すのに有効なツールの一つです。

 

詳しい説明は別の機会にするとして

ひと言で言うと

セルフイメージ(自己認識)が変わると

人生が変わる!!

 

たとえば。

ここに2人のパン屋さんがいたとして…。

 

1人目が考える自分の仕事は「パン職人」

毎日、決められた時間に出勤し、レシピどおりのパンを作って販売中。

 

2人目が考える自分の仕事は

「パンを通して、人々の心を満たし、

体を健康にするクリエイター」

 

日々パンを作り提供しながら

相手の状態をチェックし、

仕事に生かせるネタを

生活の中で毎日チェックしながら

生きている。

 

さて、1年後、5年後…そして30年後、

二人の未来はどうなっているか!?

 

 

信念が変わることで、

人生が変わる…とは

かのマハトマ・ガンジー先生の名言。

 

同じ24時間でも

自分自身の在り方(Being)の違いで

着地点は大きく変わります。

 

この「在り方」こそ、

それぞれの使命…

「ダルマ(dharum)」

という見方が出来ます。

 

NLPで自己認識を変えるワークの中では

更に大きな存在「スピリチュアル」にまで

足を踏み入れます。

 

それは、ネリ的に解釈すると

アーユルヴェーダでいうところの

純粋意識(プルシャpuruṣa)!

 

プルシャ様

カモ~ン!!

 

ここでも書いていますが

瞑想・マインドフルネスヨガ

自分自身と繋がり、

自分の中にある本来の想いに気付くのに

とても有効な手段です。

 

ピッタちゃん

ダルマを見つけて進めるためにはプルシャ様との繋がりが何より大切なんだね~。。

ヴァータさん

ダルマ(使命)へと導く自分の「純粋な思い」。

それは、瞑想やヨガなどで繋がった自分の深い意識から湧き上がってくるものなんだよ。

ちなみに、その想いが物質化したものが「オージャス」…とも言われているんだ。

4.ダルマ(dharum)には延命効果も!?使命・人生の目的とテロメアの意外な関係

ダルマ…すなわち使命感や

自分の人生の目的を持って生きる人は

健康で寿命も延びることを示唆する

研究発表が色々とあったりするんですね。

 

たとえば…

大きな目的意識をもって生きる人ほど、ストレスへの耐性が強い!

(Purpose in Life Predicts Better Emotional Recovery from Negativve Stimuli;Stacey M. Schaefer他(2013))

 

人生の目的意識の高さは、脳卒中のリスク低下や免疫細胞の機能向上と相関性が認められる!

Purpose in life and reduced incidence of stroke in older adults: ‘The Health and Retirement Study’;Eric S.Kim他(2013)

 

人生に目的を持つことは、メタボ改善にも効果的!心血管リスクを下げ、更にインスリン感受性の向上!

Psychological well-being and metabolic syndrome: Findings from the MIDUS national sample;JM Boylan他(2015)

※ちなみにこの論文は、先のユーダイモニア的幸せヘドニック的幸せ(hedonic and eudaimonic well-being)の人生への影響、という視点から見てもかなり面白い。

 

カパりん

メタボにも効くって…凄いわね、ダルマちゃん。。

 

また、瞑想・瞑想リトリートを行った人は、

遺伝子の寿命を決めるテロメア(telomere)

伸ばす働きのあるテロメラーゼの値が

高いというデータも。

(Intensive meditation training, immune cell telomerase activity, and psychological mediators;Tonya L. Jacobs他(2011))

 

これは即ち、細胞の分裂できる

回数が増える…ということ、

つまり細胞の寿命が延びるんですね。

 

そして、この実験では

人生の目的意識の高さと

テロメラーゼの値の高さは

関係あり‥という結論に至っています。

 

イメージ・ヨガ4

 

また慈悲の瞑想(メッタ)と呼ばれる

Love Kind Medittation(LKM)は

女性たちのテロメアを長くした

というデータもあります。

Loving-Kindness Meditation practice associated with longer telomeres in women;Elizabeth A. Hoge他(2013)

 

ピッタちゃん

瞑想リトリート経験者のテロメラーゼはやっていない人より平均30パーセント多いというから結構な威力だよね~。

ヴァータさん

さらに瞑想を行うことで人生の目的について深く考えるようになり、目的意識を強く持って生きるようになるんだって。

どっちに転んでも良いことだらけ…世界のエリートが取り入れるわけだ。

 

瞑想によって心のストレスが無くなり

パフォーマンスが上がるデータは

近年ますます増えています。

 

自分軸ができ、過剰な情報から

自分に必要なものを選択でき、

迷いが少なくなる影響も

大きいのではないでしょうか。

 

また、目的地が見えることで

「これを果たすまでは!」と

自分の体を大切に扱うようになることも

大きなメリットなのかもしれません。

 

頑張るあなたの命、こっそり守るにゃん♪

ダルマ木

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まとめ

孔子さんも仰っています。

三十にして立つ

四十にして惑わず

五十にして天命を知る

 

古(いにしえ)の知恵から現代科学まで

どの視点から見ても、

人間の体というものはもともと

自分が持って生まれた役割を見つけ、

行っていくように出来ていることを

指し示しているように感じます。

 

ピッタちゃん

「ダルマを見つけ、実践していく」っていうのは、なんか、人間に生まれた時からプログラミングされている感じだねー。

ヴァータさん

検索してすぐに見つけられるようなものではないけれどね。

カパりん

迷ったり上手くいかなかったりすることの方が多いかもしれないけれどね。

プルシャ様

生きることに必死にならなくても、そこそこ幸せに生きることが出来る。

それが今の世の良いところでもあり、悪いところでもあるかもしれぬ。

「人」として生まれたチャンスを、自ら活かす生き方が出来ると嬉しいのぅ。。

 

自分の心と体のために、

悔いのない人生をおくるために、

探してみる価値があるもの…

それがダルマなのかもしれません。

 

次回は自分のダルマの見つけ方について

ご紹介しますねー(*’ω’*)