ハス
ピッタちゃん

Namaste(ナマステ)~!!ピッタちゃんで~す!

ヴァータさん

相変わらず高いテンションだね~。。こんにちは、ヴァータです。

カパりん

カパりんもいま~す♪ヨロシクね!

 

ピッタちゃん

インドと言えばヨガにカレーにナマステの国!でも、今更ながら「ナマステ(Namaste)」って、どういう意味なんだろう?

ヴァータさん

確かに…。挨拶にも使われるし、「ありがとう」って意味でも使われる…便利な言葉だよね。

カパりん

なんだか不思議なパワーを感じる言葉ね~。ダル〇ムみたい♡

ヴァータさん

…それはちょっと違うと思うよ、カパりん。。

 

ナマステ

 

ピッタちゃん

今回はアーユルヴェーダを勉強する中で外せない基本の「き」。

「ナマステ」について調べてみようっか!

ヴァータさん

うん、いいね

カパりん

ワタシも賛成!!

ピッタちゃん

よーし、それじゃ、行ってみよう!!

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1.ナマステ(Namaste)の意味とは?

おはよう、こんにちは、こんばんは、

さようなら、はじめまして、

そして、ありがとう…

あらゆるあいさつに対応する

万能のヒンディー語

それがナマステ(Nanaste)

 

namaste-pitta

 

もともとの言葉は

「マイン・アープ・コー・ナマス・カルター・ハイン」(私は、あなたに南無を行います)

 

そして、この一部「ナマス・カルター」を

梵語で言ったものが「ナマス・カーラ」

ナマステはココから来ています。

 

カパりん

舌かみそう~

ヴァータさん

「ナマス・カーラ」は「ナマステ」より丁寧なあいさつなんだって。

 

さてピンときた方もおられると思いますが

「あなたに南無を行います」の

「南無(ナマス)」とは、

「南無阿弥陀仏」や

「南無妙法蓮華経」の「南無」

 

ピッタちゃん

で、そもそも「南無」ってなんぞや?

 

「南無」というのは

腰を折って頭を下げること

=お辞儀をすること。

 

「ナマステ(Namaste)」と言って

合掌し相手に対してお辞儀をするのは、

相手の中にある神様に

礼拝する行為なんですね。

 

ピッタちゃん

あいさつのたびに礼拝かぁ…ナマステって実はスゴい言葉だったんだね~!

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2.ナマステ(Namaste)に見るヨガの真髄。統一された自我の先に見えるもの。

ナマステ(Namaste)で観る

相手の中の神さまって

一体なんなんでしょう?

 

そのヒントになるのが「ヨガ(YOGA)」です。

 

ヨガ・バランス

 

ヴァータさん

ヨガっていうと身体をぐにゃんぐにゃんと柔らかく動かして…

カパりん

色んなポーズを取るアレ?

 

そのイメージが強いけれど

実はヨガ・ヨーガ(YOGA)の本来の意味は

「統一」「調和」「バランス」というもの。

 

毎日の忙しい生活の中で

ばらばらになってしまっている

「心」「身体」「意識」を繋いで、

本来の在るべき自分の姿を

取り戻すことを指します。

 

ヨガの古典書「ヨーガ・スートラ」は

こんな書き出しで始まっています。

 

atha yoga-anuśāsanam

では、「ヨーガ」について詳しく解説していこう

yogaś-citta-vr̥tti-nirodhaḥ

「ヨーガ」とは心の働きを鎮めることである

出典:ヨーガ・スートラ 

 

ピッタちゃん

心が止まる!?

ヴァータさん

そんなこと出来るのかな?

 

正直、難しいですけどね(;・∀・)

でも、ヨガのポーズ(アーサナ)に集中することで

色んな雑念が少しずつ取り払われて

頭を空っぽに近い状態になるのは事実。

 

波立つような心の動きが

凪のように静まった時

見えてくるもの…それが

本来、自分の内側にある「光」であり

「神さま」の正体。

 

カパりん

普段はなかなか見えてこないよね…

 

本当は誰にも、光=神さまはいます。

生き生きと生命力にあふれた

この世界を創造していく力が。

 

色んな心の動きで見失っている

その存在を思い出させてくれるのが

「ナマステ(Namaste)」

 

ナマステ-朝

 

自分の中の神々しい存在に気付くことで

相手の中にも同じものを認識する…。

逆に相手の中の光を見ることで

自分の中にも美しい光の存在があったことを

思い出せる…。

 

「ヨーガ(YOGA)」「統一」の先には

自分の心と体と意識の繋がりだけでなく

目の前の相手や、この世界に存在する

全てのものとの繋がりがあります。

 

そんな視点で世界を見ることが出来ると

この世は凄く楽しく、愛おしくなりそうですね。

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3.ナマステ(Namaste)は感謝と神の愛に満ちたインドの万能聖句!

アーユルヴェーダの根幹に流れる思想

「サーンキヤ哲学」では、

世界は「プルシャ(純粋意識)」

「観察」することで、

「プラクリティ」「創造」が始まる…と

されています。

 

ヴァータさん

ちなみにプルシャは男性、プラクリティは女性なんだって

カパりん

男の人の視線で女の子が動き出すって、なんだかちょっとエロティックね(*’ω’*)

 

「観察者」があっての「存在」

この辺は現代の量子論などにも

通じるところがあって面白いです。

 

 シュレーディンガーの猫は生きているか!? 

黒猫シュレーディンガー

 

元をたどれば同じ「光」から

私たち人間や、この世に存在する全てのものは

「観察されるもの」として、それぞれが

個性豊かに形作られているとされています。

 

カパりん

私も神さま

ヴァータさん

あなたも神さま

ピッタちゃん

みーんな神さま!!

 

これが唯一の神を信仰する

キリスト教やイスラム教との大きな違い。

 

そういう意味ではインドの思想は

日本人には親しみが強いのかも。

全てのものに神さまがいる…

いえ、全てが神さまの現れそのもの。

 

まあ、歴史から見てもね、

日本はインドの思想を元にした

仏教に馴染みの深い国。

 

またそれ以前には

全てのものに神さまがいる

「八百万の神」信仰のあった

国でもあります。

 

インドの八百万の神さま…

有名なところでは火の神さま・アグニ

 

ピッタと暖炉

 

ピッタちゃん

ヒーホ―!ボクの出番だー!!

カパりん

ちなみに、ダル〇ムさんが操る炎はアグニの力らしいわよ♡

ヴァータさん

…ダ〇シムが好きだねぇ、カパりん。。

 

水には水の神さま、

土には土の神さま、

風には風の神さま…

 

象も牛もサルも亀も…

そして、わたしもあなたも

もちろん神さま。

 

サーンキヤ哲学に則った考えでは

根っこはおんなじ。

同じ故郷から出てきた

色んな表現方法を選択した神さまたち。

 

だから、ナマステ(Namaste)とは

この世界で出会えたあなたの

内側に宿る神さまに、

エネルギーの、ハートのレベルで

歓びと敬意を表す…

そんな素敵なあいさつなんですね。

 

ピッタちゃん

たまにムカつくのもいるけどねー。。

ヴァータさん

あー、理不尽なヤツね。

カパりん

そういう人は「現在この世界にて修行中!」って思うと良いわよ。自分の修行かもしれないしね。

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まとめ

インドのあいさつ

ナマステ(Namaste)

 

そこには出会った相手と

魂のレベルで繋がりたい…という

愛に溢れた想いがあります。

 

ナマステ

 

「あなたを通して、神の力を見る」

そんな気持ちで今日は是非

会う人、会う人の「内側の神さま」

そして自分自身の中にある「光」

想いを馳せてください。

 

きっと今までと違う景色が

世界に広がっていくと思います。

 

今日も最後までお読み頂き

ありがとうございました。