やっほー、トムトムだよ!
あれ?今日はプーちゃんは、いないの?
プーチャン‥もとい、プルシャ様は最初の2回で話しすぎたって。今は意識の底で充電中。
‥今ひとつこの世界の仕組みが良く分かってないんだけど‥プーチャンって、意外とデリケートなんだね。。
デリケートっていうよりねー、この世界に形を持って現れるモノじゃないの。逆に言えば、どこにでもいるってことなんだけどね。
形がないから、縛りもなく、どこまでも自由で無限の力を持っているプルシャ様。でも、だから「変化」を体験できない。僕たちが生まれてきたのは、そんなプルシャ様に「経験」を届けるためでもあるのかもしれないね。
そのために大切なのが体以上に「こころ」!この世界やこころの仕組み・成り立ちについて伝えていくよー!しっかりついてきてねー、トムトム!
えー!?…ボクはいったい、このまま、どこに連れていかれるんだろ?
い・い・ところ♪うふ♡
でもさ、ピッタ…プルシャ様と対をなすプラクリティ様、そのグナのバランス崩壊によるによるマハトの創造…アハンカーラによるブッディとマナスの発生や、その役割について、トムトムに教えるのはちょっと難しいんじゃないかな?
???い…今のは、どこの言葉?
そうだよねー。うーん、どうしよっかなー?まぁ簡単に言うとね、ボクたちは餅(もち)なんだ!
展開が分からないっ!!
もともと、あらゆる可能性を秘めた「もち米」(プルシャ)だったボクたちは、臼と杵でつかれることで(プラクリティ)、「モチ」という創造物(宇宙全体に流れている完全な自然知性・マハト)が出来たんだよね。
その出来立てのモチを小分けすること(アハンカーラ)でできたのが、「ボク」っていう一つの「モチ」(ブッディ)なんだ。
…まだ理解はできないけれど、ちょっとイメージが湧いたような。じゃあ、ぼくたちは元々、同じところから枝分かれして生まれてきたってこと?
そうそう!その「モチ」が、「草もち」「焼きもち」「桜もち」…なーんて、自分の進む方向を決めたり、そうなろうと色々と考えたりするのがマナス。これは、正確ではないかもしれないけれど、別の言い方をすれば「表層意識」ね。
僕は、ずんだもちになりたい…。
…色々とツッコミ入れたいとこだけど。まぁ、トムトムがイメージできればいいんだけどね。
「自分」っていうのはね、「自然」の「分身」とも言えるんだ。だから、みんな見た目は色々違っていても、その内側に同じ自然法則や宇宙の知性を持っているんだよ。
ちなみに、マナス・アハンカーラ・ブッディをまとめてチッタというんだ。
「こころ」だけで、そんなにあるの!?
違いがまだ今ひとつ分からないんだけど…ブッディとマナスは別のもの?
マナスの方がリアルな世界寄りって感じかな?実際にこの世界で起きている情報を受け取って、感じたり考えたりしているんだ。
ブッディはまたの名を「理知」って言うよ。プルシャ様が持つ次元を超えた光を反射して、内側を照らすことが出来るんだ。そして、それを元に「何が正しいか、何が良いか」を判断する「決定権」を持っているんだよ。さっき話した自分の内側に持つ自然法則・宇宙の知性にも通じるね。
「良心」って言うこともできるかも‥。誰もが内側にある正しい気付きの光・ブッディに沿って生きられると、宇宙の意思を反映した賢明な判断を選択することが出来る。それこそが「本当の健康」…宇宙を体現している状態だね。
でも、その光を感じることができるかどうかは表の心・マナス次第。現世(うつしよ)の喧騒に呑まれていると、決して目にすることができない精妙な光…それが理知・ブッディ。
そう…だから、ただ健やかに生きるだけじゃなく、ちゃんと自分の内側の命の声を聞いて生きているかどうかが大切なのね。体の健康だけじゃなく、心や魂も含めて、自分らしい生き方をするためにはどうすれば良いか…ということを教えてくれるもの…それこそが、インドの伝統医学・アーユルヴェーダ(Ayurveda)なのよ。
あーゆる…べーだ??
前にも話したけれど、この世界は自分の命を使って楽しむ遊園地。前にトムトムは「攻略本があれば…」って言っていたけど、その役割を果たすのがアーユルヴェーダなんだよね。
ただ「生」の時間を過ごすのは誰にでも出来ても、ちゃんと生きることって意外と難しいんだ…特に情報が無闇に多い今の世界ではね。自分自身の内側にある「正しい知識」と繋がることで、きちんと「自分の命を生きること」ができるんだ。
その知恵が詰まっているのがアーユルヴェーダ(Ayurveda)。
「磯辺焼き」の自分の内側にある、本来の「モチ」の力に気付き、磯辺焼きの枠を超えて「モチ」らしく生きるためのね!
(カ、カパりんは「磯部焼き派」なのね…。)
今って便利な世の中だけど、「自分らしく生きる」って結構大変だったりするんだよね。巷にあふれるのは「ケーキって素晴らしい!」「人気のケーキになるには!?」って情報ばかり。
自分は本当は「餅(もち)」なのに、「どうやったら素敵なケーキになれるか」ってことを考えて、悩んでいるだけで一日が…一生が終わってしまう。そんなのってイヤじゃない?
…それは、ちょっとツラいかも。。
本当は自分の中に、生まれた時からちゃんと答えは眠っているの。その「自分の答え」を軸にして生きれる人は、いろいろなことに振り回されず、健やかで幸せになれるってハナシ♡
モチはモチらしく、人間は人間らしく、そしてワタシはワタシらしくね!
なんか…最後のは違うくない?
「自分らしさ」の答えは、それこそ人や星の数ほどあるけれど、それを見つけるにはちょっとしたコツがあるんだ。その方法の一つがアーユルヴェーダ。
ねえ、トムトム…この世界のどこかには、アーユルヴェーダの知識が詰まった「にゃーゆるヴェーダ」っていう秘伝の書があるらしいよ。
それを手に入れた人は、世界を自分のものにすることも出来るんだって!ボクたちと一緒に探しに行こうよ!!
…世界を手にすることができるってこと?それは面白そうだね♪
※「にゃーゆるヴェーダの冒険」ではインド哲学「サーンキヤ学派」の二元論思想をメイン取り入れています。本によって解釈が様々あること、当サイトでは面白さ・分かりやすさに重点を置いていること‥という点から必ずしも「これが正しい」という表現ではないことをお断りさせて下さい。ちなみに当サイトでは、幾つかのツールを含めつつ、特に蓮村誠先生の著書(今回は特に「もっともっと『しあわせ体質』になる Dr.蓮村のアーユルヴェーダ完全読本」)とある大学の先生の講義、そして伊藤武先生の「図説ヨーガ・スートラ」を参照させて頂いております。
次回予告
トムトムと3匹の猫の旅が、今、始まる…!
こうして、3匹の猫と共に
世界を統べる秘伝の書…
「にゃーゆるヴェーダ」を
探すこととなったトムトム。
ともに旅する個性豊かな仲間たちの
素顔が少しずつ明らかに!!
乞うご期待!