もっと素敵な明日のために
今日の私ができること。
おはようございます。
「イーハトーヴのくすり箱」
管理人ネリです。
ぼちぼちと寒さが和らぎ、
日向では温もりを感じるようになりました。
春が近づいてきましたねー。
そして春の訪れとともにやってくるのが
花粉症!
皆さんは大丈夫ですかー!?(・ω・;)
実は花粉症の症状を和らげるのは
暖かくなる前の、
今の時期の過ごし方が鍵となります。
今回は生理学&アーユルヴェーダから
花粉症のための春までの過ごし方を
お伝えしたいと思います。
もくじ
1.まずは基本!?「花粉症」とは
花粉症は、スギなどの花粉が
身体の防衛反応である
免疫のターゲット(抗原)となり、
免疫細胞が過剰反応する
アレルギー疾患のひとつです。
本来、体を守るために働いている
白血球をはじめとした免疫細胞。
その中でも免疫の司令塔の役割をしているのが
リンパ球の仲間である
Th1細胞とTh2細胞です。
Th1:ウイルスや病原菌、細菌感染の抑制
Th2:外部から入ってきた異物としてのタンパクを排除
これらはお互いに
バランスを取り合っています。
花粉症では、
このTh2細胞の力が
強くなりすぎちゃうんだとか。
本来は害のないの花粉に対して
過剰反応が起き、
結果としてアレルギー症状が
起きるのです。
2.この時期、からだの中では何が起きているのか!?
この寒い時期、身体の中では
水分代謝が悪くなる傾向があります。
漢方でいうところの「水滞」です。
水の流れが滞って、
身体のなかに水分をためこんだり、
血流が悪くなったりします。
これらが、むくみ・冷えとなり、
それによって更に血行が悪くなるという
悪循環になりやすい時期です。
身体の中で滞った水は水毒となり、
これを排出しようとする身体の働きで
鼻水が多くなったりするのです。
3.アーユルヴェーダからみた花粉症発症メカニズム
アーユルヴェーダの観点からみると
花粉症は「カパ」のドーシャの乱れから
生じると考えられます。
「え?私ですか!?」
ドーシャについてはこちら↓↓
「水」と「土」のエネルギーでしたね。
各ドーシャには対応する
時間・時期があるのですが、
カパに対応するのが
春だったりします。
春は「カパ」が増大する季節..
環境的にも身体的にも
カパが自然と増えていきます。
花粉症の症状を抑えるには、
いかにカパを溜め込まないかが
鍵となります。
この際、大切なのは
その前の季節である
冬(厳寒期)の過ごし方です。
一番大切なことは
食べ過ぎないこと!
冬はもともと消化力が高く
比較的、重いものでも大丈夫なのですが、
春を間近にしたこの時期に食べすぎると
体内にカパが溜まっていきます。
春のだるさ・眠気を思い出してみてください。
重ーくて、だるーくて、ねむーくて..
あの状態がまさしくカパです(笑)。
まとめ~春の花粉症のために、冬のワタシができること
アーユルヴェーダから見ても
漢方から見ても、
身体のなかの
「水」のバランスの崩れが招く
春先の花粉症という症状。。
もともと中医学も
アーユルヴェーダの流れを汲んでいるので
やっぱり根っこでは
繋がっているんですねー。
鼻水は溢れ出る水の毒の
表れなんだ…と思うと
ちょっと面白い!?
なんて楽しめないのが
花粉症のつらーい症状。。
花粉症対策としては
身体に余計な水の質を溜め込まない
ということが
キーポイントになりそうですね。
具体的には
- 食べ過ぎない
- 身体を冷やさず、暖める
- 運動をする
- 乳製品を減らす
などがあります。
特に運動は、血行を良くする上に
消化力もあがるので、
とてもオススメ!
アーユルヴェーダの観点でいくと
トリカトゥというスパイスミックスや
カルダモン、そして
苦味があるものを採るのも良いんだとか。
快適な春を過ごすために
今日から少し心がけてみましょう!
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。