もっと素敵な明日のために
今日の私ができること。
こんばんは。
「イーハトーヴのくすり箱」
管理人ネリです。
春がやってきますね。
色んな命の息吹を感じる
素敵なシーズン…であると同時に、
色んな体の不調も動き出してくる
人によっては不快なシーズン。。
出来るなら心地よく
楽しく過ごしたいですね。
今回はこちらにて
ご紹介させていただいた
万能スパイス・トリカトゥについて
ご紹介したいと思います。
もくじ
トリカトゥ…その魅力的な効能・効果について
トリカトゥとは
トリ:3+カトゥ:辛
から出来ています。
この辛味が重要で、
花粉症の原因にもなる
カパを鎮静する効果があります。
※ドーシャならびにカパについて詳しくはこちら↓↓
花粉症に良いだけでなく、
消化力を上げ、免疫力を高め、
強力なデトックス効果がある
このスパイス。
体内の余分な脂肪分・水分を排出する
効果もあるのです。
こちら触れましたが、
アーユルヴェーダで大切なのは
とにもかくにも
アグニ(消化力)!!
消化力が弱ると、
様々な不調の原因となる
アーマが体内でたまっていきます。
トリカトゥは
その辛味成分の働きにより
消化力を上げ、
アーマの発生を押さえる
効果があるのです。
意外と簡単!トリカトゥの作り方
そんな素敵なトリカトゥ
実は、おうちで簡単に作ることができます。
材料は三辛という名前が表すように
3つの辛味成分
- 黒こしょう(マリチャ:ブラックペッパー)
- 長こしょう(別名ヒハツ、マリチャ:ロングペッパー)
- 乾燥生姜(シュンティー:ジンジャー)
これらを同じ量を取り、
混ぜ合わせるだけ!!
あら不思議!
こんな簡単に春の万能薬が
出来ちゃいます(*^_^*)
単独でも素晴らしいトリカトゥの原料3種!そのそれぞれの特徴について
次はその成分それぞれの特徴を
見ていきましょう。
黒こしょう
効能効果:消化力増進、唾液の分泌を増やす、精力減退の改善、呼吸困難・あらゆる咳に有効、身体を乾燥させる、経絡の閉塞をなくす
属性:軽性、鋭性、少し温性
ドーシャへの影響:V/Kを鎮静、Pを増加
長こしょう
効能効果:強壮、精力促進、リウマチ・肥満病・便秘に効果、脳の働きを良くする
属性:軽性、油性、鋭性
ドーシャへの影響:V/Kを鎮静、Pを増加(ただし新鮮な果実の時はP↓K↑)
乾燥生姜
効能効果:味覚を良くする、消化機能促進、精力増進、声を良くする、咳・呼吸困難・リウマチ・便秘・嘔吐・腹部膨満感・蕁麻疹などに効果。
属性:軽性、油性
ドーシャへの影響:V/Kを鎮静
このように、いずれも
単独でも魅力的な力を持っています。
また、3つとも
ヴァータ(V)とカパ(K)を
鎮静する効果があるのが特徴です。
単独でも効果があるけれど、
漢方と同じで
その組み合わせによって
1+1が2以上の効果を出すのが
面白いところです。
どんな時に取るのが効果的?トリカトゥの摂取方法
さて、このトリカトゥの頂きかた。
オススメは
春先や風邪のひきはじめに
白湯に溶かして飲む方法です。
見ていても分かるように、
とても身体を暖める効果のある3辛。
風邪の初期段階、
少し寒気がするときは
発汗作用もあり、免疫力も上がり
とても効果的です。
またカパを鎮静する効果が強いので、
カパが増えやすい時期=春先に取るのは
花粉症対策としても、
その他の春のトラブル対策としても、
オススメです。
トリカトゥに白湯を加えたものを
トリカトゥ・ティーと言いますが、
…まぁ辛いです(当然ですね)。
そのままではちょっと、という場合は
黒砂糖やハチミツを加えて見てください。
このとき、蜂蜜は
お湯の温度が人肌程度になってから
加えること。
また詳しく書きますが、
アーユルヴェーダでは
蜂蜜の加熱は御法度です。
あるいは、蜂蜜そのものに加えて
頂くのも美味しくてオススメ。
意外とやってみて美味しかったのは
野菜炒めに使うです(笑)。
スパイスの力で
他に色んな味付けをしなくても
美味しくいただけます。
冷めても美味しいので
お弁当に入れるのも良いですよ(*^^*)
まとめ
さて、今回お伝えした
アーユルヴェーダのキッチンメディスン
トリカトゥ..いかがだったでしょうか?
空気が暖まり、
体内に溜め込んだ水が溶け出すこの季節、
悪さをしがちなカパの質を流しだし、
消化力を上げる三辛は
デトックス効果抜群で
とってもオススメです。
ただひとつ、
ピッタの質が高い人は
採りすぎに注意してください。
なんとなくカッカしそうなイメージでしょ?(笑)
え?わたしッスか!?
体調に合わせて
適宜日常生活に取り入れながら、
健やかで軽やかな春を
迎えていきましょうね♪
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!